彼のメンタルやボディサポートを行っていて気づいたことがあり、誰かの参考になるかもしれないのでメモしておきます。
症状
しっぽや足の毛をむしる癖が出会った頃からありました。様子を見ていたのですが、しっぽを追いかけて嚙んでしまい、同じところがどんどん荒れていきました。動物病院で処方された薬を飲んでもやまらず、現在ではしっぽの先が奇麗にはがれて地肌がむき出しになっています。かさぶたのような皮膚が剥がれ落ち、塊が床に転がっていましたが、血が出ることはなく、怪我も見当たりません。きれいに、つるっとした身が見えている状態です。
身体の方は、後ろ足が弱く、排泄障害がありました。便秘の時は、控えめにしか食べず、痩せたとしても食べません。気張っても便が出ないストレスから、食欲減退していました。出たら元気になって食べていました。運動して筋肉をつけ、排泄をスムーズにできるようになるためにも、しっかり体力をつけてもらいたいものです。
対策
1日の摂取カロリーを計算し、分割して少量ずつ、便秘でも食べてもらえる量に調整します。あと、水分量も測り、十分な量を与えます。おやつはなしで、カリカリの総合栄養食と味変用のウェットフードのみ。ミルクは続けながら、少しずつカリカリの量を増やしていきました。食事を食べないときは、スプーンであげると食べてくれます。根気よく、食事に付き合いました。
しばらくの間は、食べても細いままでしたが、生後1か月頃から肉付きがよくなってきました。太ももの筋肉もしっかりありました。飛んだり跳ねたりしたおかげでしょうか。結果的にふんばって排泄できるようになり、頑固だった便秘がついに治りました。今では5センチ以上のものが1日に数回出ています。
便秘が治る→食べられる→体力がつく→走り回れる→筋肉がつく→排泄障害が治る
こうして不調がドミノ倒しのように回復していきました。駆除剤を飲ませたのも効果があったのかもしれません。飲んだ後、特に食欲増進しています。
便秘を治す方法ですが、直腸マッサージと食事の繊維と水の量を増やすことで対応できます。おなかのマッサージに加え、猫砂の上で大をするポーズをとったときに、筋肉の代わりに直腸を押してやりました。
便秘にならないように、普段から水の量をしっかりとらせることが大切です。まだ水を飲まないので、ミルクと混ぜて食事と一緒にとらせました。思ったより多めに水分飲ませないといけないようです。足りていませんでした。
メンタルケアも大切です。トイレを覚えるのは一瞬だったのですが、ふとした矢先に、部屋の様々なところで垂れ流すようになりました。これは、かまってほしい、甘えたりないのが原因でした。膝の上で寝かせたり一緒に寝ていると、すぐに粗相することはなくなりました。
さらに、マッサージしたりなでたりスキンシップを増やしていくと、徐々に心を開き、今ではゴロゴロ喉を鳴らしてリラックスしてくれるようになりました。愛をもって大切に育てることで、ちゃんと伝わるんですね~。猫も人も心と身体は密接に繋がっているのだと、実際に育てていると実感します。
結果
2週間がたち、すべて正常になり、健康体になりました。甘えん坊の子は、スキンシップが特に大事であるというのは盲点でした。猫社会にいない分、人がしっかりスキンシップやコミュニケーションをとることで、猫も健やかに健康に過ごすことができることを学びました。
たいていのことは、それで前向きに自信もつくので治っていきます。人も猫も、病は氣から、ですね。
母猫の代わりというのは、そういった距離感も込み込みなんですね。愛をもって距離感を詰めていけば、みんな健やかに育つんですね!この子との出会いに感謝です。この世の子猫たちみんな、母猫や保護主さんからたくさんの愛を受け取りながら、元気に育っていってね~。
追記 7/30
あれから、しっかり毛が生えてきました。剥げたところはかさぶたのようにキレイに取れて、もうごつごつした部分はなくなりました。よかったね!
人間でいうと、円形脱毛症のような感じなのかな。やっぱり、すごいストレスだったんだね。これから安心して暮らしていこうね!