自分に還っていく。外側に投影していたものすべてを回収するように、人、もの、事、行事、それらが表してくれていたものを拾い集める。新しい地球に再誕生するために、それらを持っていくかのように。愛で、感謝していると涙が止まらない。大切なもの、大事なもの、大好きなものがあまりに多すぎることに気づく。どれだけでも愛が広がっていって、止まらなくなる。ああ、こんなに愛おしい者たちで溢れていた世界にいたなんて。二元の世界から出たら、こんなにも愛せるんだね。悲しみや辛さすらも、愛のある体験だったと思えると、本当にすべてが愛おしく感じる。
そう感じられるのは、全てを手放したから。所有、執着、依存するすべてから手を放し、一人になればそう思えるようになるよ。今まで当たり前だと思っていたものが、何一つ当たり前ではなかったということに気づいて、感謝の中で共にいてくれたことが真実だと分かったとき、涙があふれてくる。
他界する時もこんな感じなのでは。あの世に持っていけるものは、美しい思い出、感謝や愛の体験、気づき、魂の経験。地位、名誉、権力、お金、物はすべて置いていく。他界は死ではなく、他の世界への移行。記憶はアカシックレコードに全て返還する。身軽に、軽やかになって、次へと進んでいくために。
行先は明確ではないけれど、不思議と心は安らいでいる。愛に満ちていて、光が見える。祝福と信頼がそこにあり、迷いはない。だから、進んでいけるんだと思う。マインドが外れたらこんな感覚なのか。光がそばにいて一緒に進んでいる感覚がある。
精妙な、美しい、軽やかな、優しい、そんな形容詞の世界観が目の前に広がる。わたしはこれまで、どれだけ繊細さに蓋をして生きてきたのだろう。これが本質だとしたら、今までじゃ一体何だったんだろう。認識できる範囲を広げたら、こんなにも解放された世界が存在していたなんて。なんだろう。愛おしくて、ずっといたい感覚になる。安らいでいて、穏やかで。これを物理次元で望むことは可能だろうか。私の脳内のこの世界観を外側に適用することは可能だろうか。
量子の世界を味方につけ、人間の意識の具現化の力を体験したい。本気で神化したなら。今年は何か形にできるように、社会に還元できればと思う。