数年前に手作り味噌のおいしさを知り、それから毎年作るようになりました。今年で3年目です。材料は気になった豆を仕入れ、生麹は決まったお店で注文しています。スーパーに売っていない原材料で作ると、食べるのが楽しくなります。
黒大豆と麦麹、玄米麹の組み合わせは、食べる味噌みたいな感じになり、他の味噌とブレンドして味噌汁にするか、火を通さずそのまま食べることが多いです。味噌汁用はやはり白大豆と米麹が使いやすいですね。
味噌はやっぱり生きているんですよね。見た目がどんどん変わっていくのですが、真っ黒になっても冷蔵庫に入れません。常温で3年熟成した頃が波動が上がるといううわさを聞いて、2020年に作ったものは食べずに一つ置いています。かなり真っ黒です。(右の画像の真ん中、黒豆で作っているから余計に黒い)カビは生えていないので順調のようです。ひさびさに今日食べてみると、想像以上に旨味が熟成されていました。今で2年目です。あと1年経ったらどうなるんだろう。その美味しさを想像できません。
こういうのは子供たちと作ると楽しいですよね。美味しくなぁれ~♬と言いながら作るのが好きですし、幸せな気持ちになります。食べるものって、愛情込めて作れば不思議と美味しくできるんですよね。作った人の想いやエネルギーがちゃんと伝わって、美味しくなる。祝詞や祈りもいいですが、やっぱり母親が子供の成長を願うというのが個人的には最強な気がします。記憶に残りますしね。
こうして発酵ものを育成していると、ああ、彼らも生きているんだなということを実感します。菌の種類や比率、発酵や分解の様子も、彼らのありのまま。彼らには想念や思念がないから、それらを見ていると宇宙的なものを感じる。自然そのものなんですね。そしてこの菌たちをいただいていて。そういうわたしもまた、自然体の一部で。過もなく不可もなく。そうやってわたしは、彼らの営みの仲間に入れてもらっているんだなぁ。
人ができることは、彼らが生息する環境を整えることだけなんです。塩加減、材料選び、空気の入れ替え、感謝や願いなどの言霊、祈り、意図。あとは、見守るだけ。そう、人って本来、これをする役割なんだよ。地球に存在するいのちは人だけじゃないから。でも、いのちを食べないと人は生きていけない。だから感謝していただくんだね。生きているいのちをいただいて、今日も身体が健康であることに、心から感謝です。ありがとうございます。