見終わっての感想。
ハイヤーハートがとにかく痛い。震災に見舞われた方々への想いがリアルに溢れ、それが静まるのに時間がかかっている。心にとにかく寄り添い続け、大丈夫だという言葉をひたすら唱える。細胞中が追体験を再生し始めているので、落ち着くまでただ観察する。止めずに、感じきる。
この感覚は…。果てしなくとりとめがなく、不安な感じ。そうか、震災前後に私が感じていたこの感覚は、みんな感じていたことなんだ。わたしは東京にいたから震災に直接巻き込まれたわけではないけれど、意識が奈落の底に落ち、再起不能になっていた。わたしは自分の心を癒すだけで精いっぱいで、被災地へのボランティア等に携わるだなんて無理だった。普通に仕事をしていただけなのに、突然深い闇に襲われ、息ができないほど意識が落ちたことがあまりにショックで。あの頃から、自分ではない見えない存在の意識が繋がり始めた。関東圏で福島原発崩壊による放射線を浴びたことも何か関係しているに違いなかった。それまでカルマやブロック解除など気にも留めなかったもの。
結果的に、あの年を境に多くの人が潜在意識へと足を踏み入れたのではなかろうか。拡大した意識で日々キャッチする周囲の環境や他者を含む己の想念を、どうにかポジティブな方向へと向かうように日々努力してきた人は私だけではないはず。愛や調和、平和、癒しの方向に舵を切り直し、生き方を変えてきた。そして、ようやくその成果が見え始めたのだと思う。よく頑張ったね、と自分を、皆を褒めてあげたい。この十数年間で私は何をしてきたのか、ここにきてその答えに気づく。最悪の中に、最善最高を見出すことができている今で、本当によかった。
震災の時被災地にいた人は、この映画を見れるのだろうか。それくらい強烈なエネルギーを放っている。「君の名は。」や、「天気の子」はこの映画のための伏線で、人の心や感情を揺さぶり、”共感”を呼び寄せることで、人間として風化させてはならない”今を生きることの大切さ”を、監督はこれでもかとアプローチしてくる。これだけの想いを伝えてくる製作アニメは本当に珍しいんじゃないだろうか。時空の制限がなくなる、宇宙意識で生きる時代の到来の先駆けのようにみえる。
原発の問題は、それが人の意識にもたらす悪影響という視点から、稼働しないでほしいに1票入れたい。人が人として生きづらくなる世界など、わたしは見たいと思わない。日本はもう十分なほどに稼働したし、運用してきた。それがカルマの刈り取りと言われるなら、もう十分に刈り取ったはずだ。十分すぎるほどだよ。原発だけじゃない。コロナもそうだけど、もういいんじゃないかな。
その決意ができた人から別世界の創造が始まる。過去のすべてを手放す勇気を。新たな明日へと向かって進む覚悟を。豊かさや愛を分かち合う世界の創造をスタートさせる決意を。この日本でやるから意味がある。世界のあらゆる闇を含んだこの日本で。だから、この国が変われば、世界が変わる。
